こんにちは!1回生の西川です。皆さんはもう理科の科目選択は終わりましたか?高校理科では自分の学びたい科目を物理・化学・生物・地学の中から選択することができます。地学は受験できる大学が少ないうえ、高校でも開講していることは稀で地学を選択する人は少ないので、今回は残りの3つについての話をします。選択した科目によっては受験できる大学が大きく変わったり、傾向が他の科目とは大きく変わったりするので、科目選択は非常に重要です。

文系の方の場合、高校では理科基礎科目は3科目すべて(正確には地学基礎を含めた4科目の中から3科目)が必修となっていて、受験には理科基礎科目を2科目利用します。難易度も大きくは変わらないうえ、科目によって受験できる大学にほとんど差異はないので、自分の得意な科目を選択してもらえれば大丈夫です。

理系の方の場合、必修となっているのは理科科目の2科目で、受験にも2科目を利用します。また、科目によって受験できる大学が大きく異なります。化学はほとんどの大学の受験に必要なので必須なのですが、残りの1科目を物理にするのか生物にするのか選ぶ必要があります。工学部を受験したい場合、物理は必須の大学が多いので化学・物理の組み合わせになりますが、それ以外の学部ではどちらでもよいことがほとんどです。

受験したい学部で必要な科目が定められているなら迷うことなくその科目を選ぶことができますが、そうでなければ非常に悩ましい問題です。大前提として、自分の興味がある科目を選ぶべきです。どちらの科目を選んでも努力をしないといけないことには変わりないので、自分の好きな科目を選んで勉強もモチベーションが落ちないようにするというのは非常に重要です。大学進学後も高校で選択した科目について専攻することが多いのでまずは有利・不利などは考えずに「自分は何をしたいのか」を考えてみてください!

とは言ってもなかなか決めるのは難しいと思います。そこで、物理と生物それぞれの簡単な傾向についてご紹介します。まず物理ですが、物理は身の回りの現象を様々な数式や数値で解き明かしていくことを目的としています。なので、時には微分・積分などの数学的手法を使うことがあるため、数学の得意な人に向いているでしょう。「理系に進んだものの数学が全く分からない…」という方は物理を選ばないほうがいいかもしれません。反対に、生物であれば様々な現象や物質の名前を暗記していくことになります。その上、それらの現象や複雑な実験結果を考察して論理的に記述していくことも重要になります。暗記力や記述力に自信のある方であれば、生物を選ぶのも一つの手でしょう。

長々と書きましたが、理科科目の選択は後々にも大きな影響を及ぼします!自分の好きなことや得意なことを考えて慎重に決めましょう!

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